水分摂取と健康バランス！
人の身体が、1日に排出する水分の量を合計すると、約2.3リットルにもなります！
おもな排出分は、不感蒸泄（皮膚及び呼気からの水分喪失）として約1リットル、尿や便として約1.3リットルです！
だから、健康な人は、1日の排出量とほぼ同じ約2.3リットルの水分を飲食物から補給する必要があります！
平均的な食事で約0.6リットル、食べ物を分解してエネルギーを得る際にさらに0.2リットルの水分を摂取できるので、
残りの約 1.5リットルを飲料水から摂取する必要があります！
この摂取量と排出量のバランスがくずれると、さまざまな症状があらわれてきます！
水分の摂取不足が脱水症や熱中症の原因になることはよく知られています！
また、一時に過剰に摂取すると、水中毒という症状が引き起こされ、
内臓に負担がかかり体がだるくなったり消化不良を起こしたりすることがあります！
これは体内のナトリウム濃度が低下するためで、ひどい場合は死に至ることもあります！
水分は重要ですが、一度に大量の水分を摂取しないよう注意が必要です！
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効率的な水分摂取！
水分補給は、一度にたくさん飲むのではなく、1回にコップ1杯程度（150～250ミリリットル）の水を1日に6～8回飲み、
1日の必要量（約1.5リットル）を補給するように心がけます！
朝起きたとき、通勤で歩いたあと、スポーツをするとき、入浴後、就寝前などにこまめに水を飲めば、
水分不足に陥ることなく、また水のとりすぎで体に負担をかけることもなく、
疲労回復や健康維持に役立てることができます！
朝起きたとき
朝起きた時、人の身体は寝ている間に皮膚や呼吸を通して水分を失い、水分不足に陥っている状態です！
血液中のミネラル濃度も高くなっているため、朝一番の水分補給は重要です！
運動するとき
一昔前は、運動中に水分をとると疲労が増すと言われていました！
しかし運動中には大量の汗をかき、水分はもちろんナトリウムなどのミネラルも体から失われます！
人は体重の2％の水分を失うと軽い脱水症状に陥り、動作反応の低下や食欲喪失などの症状があらわれてきます！
適切に水分補給をしないと、熱中症や熱けいれんを引き起こす恐れもあります！
ミネラルや糖分を十分にとる必要がある場合はスポーツドリンクを、
糖分濃度を抑えたほうがいい場合はスポーツドリンクをミネラルウォーターで薄めたものを摂取するとよいでしょう！
入浴時
入浴による発汗で、身体は水分を失っています！入浴後には水分を補給しましょう！
就寝前
朝起きたときと同じように、就寝前の水分補給も大切です！
睡眠中の水分不足による血液中のミネラル濃度の上昇を防ぐために水分摂取は重要です！
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