狭心症とは!
狭心症とは、心臓の栄養血管である冠動脈の血流が不足することによって、
心筋が酸素不足に陥り、そのために痛みが生ずる心疾患です!
多くの場合、冠動脈の動脈硬化によって生じた冠動脈の狭窄が血流を障害することが原因となりますが、
たいした動脈硬化がないにもかかわらず、冠動脈が痙攣し収縮を起こして縮んでしまう(攣縮)するタイプもあります!
また子供の病気である川崎病の後遺症や大動脈弁膜症が原因になることもあります。
普通は「労作(ろうさ)性狭心症」といって労作時に起こります。
つまり、急ぎ足で歩いたり、階段や坂道を登ったとき、またひどく興奮したときなどに胸の中央部が締め付けられる、
あるいはなにかを押しつけられているような圧迫感がでてきます。
少し休むとおさまってしまうのが特徴です。
痛みはしばしば左肩・腕や顎までひろがり、みぞおちに胃の痛みのように感じられることもあります。
息切れ、として自覚されることもあります。
痛みの場所はあまりはっきりしないのが一般的です。症状の持続時間は数十秒から数分です。
もっと短い場合は心配ないといってよいでしょう。
一方「安静時狭心症」といって、同じような症状が労作と関係なく起こることがあります。
これは「冠攣縮」、つまり冠動脈が痙攣を起こして収縮してしまい、
動脈硬化で細くなったのと同じような狭窄を一時的に作り出すために起きる現象です!
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