成長ホルモンを不適切に使用すると、効果が全くないどころか身体に害になることもある!

成長ホルモン!

ホルモンは、身体の中でつくられている物質で、
人体のさまざまな機能を調節するという大切な役割を担っています。

 

人間の体内には100種以上のホルモンがあるといわれ、それぞれが決まった役割を果たすことで、
身体の活動と機能が正常に保たれているのです。

 

そして、成長ホルモンはその言葉からも分かるように、“身長を伸ばすホルモン”としてもよく知られています。
しかし、それ以外にもう1つ重要な役割があるのです!

 

それは、体内の物質をエネルギーとして使えるような物質に変えていく作用です(これを代謝といいます)。
人間が生きていくためには、体内でエネルギーを作り出すことが欠かせませんが、
成長ホルモンはその過程で重要な役割を担っています。

 

つまり成長ホルモンは、成長期の子供だけでなく、成人に至るまで、
あらゆる年齢層に必要なホルモンでもあるのです!

 

成長ホルモンは生涯にわたって下垂体から分泌されますが、加齢とともに低下していきます。
思春期前の値を100%とすると成長ホルモンの分泌量は、思春期後期で多くなり、200%くらいになります。

 

その後、年齢が進むに従ってどんどん少なくなり、30、40歳台では50%、60歳では30%くらいになります!

 

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薬としての成長ホルモンの適正使用!

一般社団法人 日本内分泌学会サイトより抜粋!」

 

成長ホルモンは、脳の底面にある脳下垂体という場所で作られて血液中に放出(分泌)されるホルモンで、
192個のアミノ酸が決まった並び方で鎖のように並んでできている、ペプチドと呼ばれるたんぱく質です。

 

成長ホルモンはたんぱく質ですので、経口投与すると胃で分解されるため効果はありません。
現在のところ、注射で投与する以外の投与方法での有効性は認められていません。

 

成長ホルモンは、肝臓に働いてIGF-I(インスリン様成長因子-Ⅰ、別名ソマトメジンC)
と呼ばれる成長因子を作らせて血液中に放出させます。

 

成長ホルモンは、同時に骨の成長板にも働いて骨を長軸方向に伸ばすことができます。
しかし、ふつう思春期の後半に成長板が完成すると(「骨端線が閉鎖する」とも言います)、
成長ホルモンが働いてももう骨は長軸方向には伸びなくなります。

 

また、成長ホルモンは、一生の間分泌されていて、脂肪組織や筋肉など全身に働いて代謝を調節し、
体の組成を正常な割合で維持し、 身体機能を正常に維持するとともに、
心理的な健康感を持たせる働きをしています。

 

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